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2008年08月20日

ロバート・フロスト



道が二本森の中に続いていた。
「歩む者のない道(選ばれざる道)」

黄色い森の中で道が二つに分かれていた

残念だが両方の道を進むわけにはいかない

一人で旅する私は、長い間そこにたたずみ

一方の道の先を見透かそうとした

その先は折れ、草むらの中に消えている

 

それから、もう一方の道を歩み始めた

一見同じようだがこちらの方がよさそうだ

なぜならこちらは草ぼうぼうで

誰かが通るのを待っていたから

本当は二つとも同じようなものだったけれど

 

あの朝、二つの道は同じように見えた

枯葉の上には足跡一つ見えなかった

あっちの道はまたの機会にしよう!

でも、道が先へ先へとつながることを知る私は

再び同じ道に戻ってくることはないだろうと思っていた

 

いま深いためいきとともに私はこれを告げる

ずっとずっと昔

森の中で道が二つに分かれていた。そして私は・・・

そして私は人があまり通っていない道を選んだ

そのためにどんなに大きな違いができたことか



ロバート フロスト

[1874-1963]
アメリカの詩人。農園に失敗し、渡英。ニューイングランドの農園や自然を背景に、農夫の視点から生活を描き、「ニューイングランドの田園詩人」と呼ばれた。
  

Posted by ぷれしゃす at 23:57Comments(6)ぷれしゃすな言葉